国交、防衛大臣の問責決議、可決

2012年4月20日、参議院本会議で、自民党、みんなの党、新党改革の3党が共同で提出した、前田国土交通大臣と田中防衛大臣に対しての問責決議案が可決された。 

前田国土交通大臣は、先に行われた下呂市長選挙において、特定候補への支援を依頼していたことについて、問責決議が。

採決の結果、賛成131、反対107で可決。 

田中防衛大臣は、危機管理能力に欠けているうえ、政策に関して基礎的な知識がないため、問責決議が。

こちらも、賛成132、反対107で、決議が可決された。 

【問責決議】 
議会において、政治任用職にある者(閣僚など)、または議会の役員(議長・委員長など)の責任を問う決議。

参議院で、国会決議として議決される例が多い。
(参議院には、内閣不信任決議がないため) 

なお、問責決議には法的拘束力はないが、議会が否認した大臣が居座ると、議会運営が困難に(審議拒否等が起こる)。
そのため、問責決議が議決された大臣は、早晩、辞めることになる。